2002年のゴールデンウィークにジャワ島へ行って来ました。首都のジャカルタに空路で降り立ち、世界遺産が二つも有るジョグジャカルタ及び近郊の古都の町ソロへも行って来ました。インドネシアの通貨はルピアです。1000ルピアが約14円です(2002年4月)。ルピア紙幣の桁の多さには戸惑います。たとえばジャカルタからソロまで鉄道のチケットを買うと185000ルピアなのですが日本円に換算すると2590円なのです。この金額を英語で言うとワンハンドレットエィティーファイブサウズアンドルピアとなります。インドネシアに来て金額の数字の3桁ごとに何故( , =コンマ)が付くのかが理解出来ました。日本でも金額に3ケタごとにコンマを付ける習慣は英語の数字表記から来ているのですね。明治以降西欧化政策以来の習慣でそれまでの日本にはなかったコンマだと思われます、なぜなら3ケタごとのコンマは日本語で言う場合、意味が無いからです。英語では100がハンドレットで、1,000がサウズアンドで、100,000がワンハンドレットサウズアンドで1,000,000がワンミリオンで、3桁ごとに区切る意味がありますね。話が変な方向に逸れて行きそうです。
インドネシアの地方都市でも銀行のATMは町中でもたくさん見かけました。銀行の窓口で両替した事もありましたが申し込みと換金が別々で、用紙に必要事項を書き込みサインをもらい、その用紙を持ってカウンターに並ぶことになり時間がかかります。ATMですと日本の自分の口座から引き出す事が出来現地通貨で出てきますので、必要なお金だけ財布に持つことができほんとに便利です。
まずは首都ジャカルタの町の話です。スカルノハッタ空港に到着して市内に向かいますがエアポートバスは8,000ルピアで市内に近ずくにつれて渋滞し1時間くらいかかります。
モナスからの撮影です。中央の建物がガンビル駅。手前の塔の影が高さ137mの独立記念塔モナスです。塔の展望台からの撮影です。
モナス展望台にて、現地の観光客がたくさん来ていました。
ジャカルタ北部のコタ駅です。
オランダ植民地時代の名残り、跳ね橋。
同じく、植民地時代の灯台跡。
ジャカルタ北部の商業港、スンダクラバ港。
ジャカルタ歴史博物館。オランダ総督が使った家具調度品陶磁器のコレクションが展示されています。
次の目的地はジョグジャカルタです。列車で行きました。ジャカルタ7時10分発ジョグジャカルタには14時52分着の列車名TAKSAKA 1号にて、150,000ルピア。発車したらまもなくケーキ付きで紅茶あるいはコーヒーサービス。車両にはテレビ付き。リクライニングシートで快適です。
列車での昼食(料金込み)。ジョグジャカルタに到着の少し前にはクッキー付き紅茶、コーヒーのサービスもありました。それ以外にも食事、飲み物の車内販売もあります。
ジョグジャカルタ駅。1時間遅れで到着しました。欧米系バックパッカーがいましたので、後ろから付いて行き旅行者が多い地区に行きホテルにチェックイン。早速、明日からのボロブドゥールとプランバナンの二つの世界文化遺産のツアー手配をしました。
ボロブドゥール寺院遺跡群の全景。ジョグジャカルタから約40km、世界最大最古の仏教遺跡です。建造は824年と言われていますがなぜか1000年以上も火山灰に埋まり、その姿を隠していた。あるいは建物の完成と同時に埋められた可能性もあると言う。寺院内に入ると回廊に仏教にまつわる物語のレリーフが2500面登場人物は1万人以上になるという。
それぞれのストゥーパの中にも仏像が入っています。石を切り精巧に積み上げていますね。
以下はプランバナン。世界でもっとも美しいヒンドゥー寺院と言われているプランバナン寺院。中央にそびえ立つ巨大なシブァ神殿。ラーマーヤナの叙情詩が繰り広げられている外壁の精密レリーフ。
観光に来ていた娘さん達、私も記念写真を撮らせてもらいました。頭に被りものしているのはイスラム教徒だからです。外国人に混じり現地の方の観光客も多く見かけました。
中央のシブァ神殿。威圧感があります。
ラーマーヤナのジャワ伝統舞踊をレストランの野外ホールにて見る事が出来ました。1時間30分の劇でした。
ホテルの朝食。大抵のホテルは宿泊料に付いています。トーストバタージャム付き、ゆで卵、焼飯(ナシゴレンと言います)コーヒー、紅茶。焼飯の上に乗っているのはチャパティーでしたか、揚げ物でせんべいみたいな物です。列車の食事にも付いていましたね。
ソロ編
ジョグジャカルタからバスでソロの町に行きました。65km。1500ルピア。2時間近くかかりました。小じんまりとした古都です。2つの王宮跡あり。
ソロ駅。
小学校の敷地内、後ろの建物が校舎。
私は旅先で時間があると小中学校を訪問するのですが、快く中に入り写真撮影を許可してもらえました。
イスラム系ではない小学校の前で。駄菓子屋さんと、乗り物は三輪自転車のペチャ(庶民のタクシー)。
イスラム系高校の女子学生。英語を理解し、私の拙い英語でも話が聞けます。またインドネシア語は抑揚(イントネーション)があまりないのでカタカナ表記の会話帳でも理解し易いです。