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yoshinobunakamura’s diary

余生(第二のチャレンジ人生)をいかに生きるか考える為にブログを立ち上げてみました。

ラオス南部(コーンの滝群とワット・プー)の旅

アジア旅日記

1999年8月にラオス北部へは旅をしています。今回2003年8月15日はカンボジアの首都プノンペンから陸路およびメコン川をボートでさかのぼりラオス南部に入る国境越えを目指しラオス南部の見どころ、コーンの滝群と島々及び2001年に世界遺産に登録されたワット・プー(ラオスでは2番目。ラオス北部のルアン・パバーンの町そのものが登録されている)を見て来ました。カンボジア北部の町ストゥントレン、カンボジアラオス国境、この国境は2002年10月に正式に外国人に解放されました。ラオスのパークセー、サワンナケートの町、メコン川を挟んで対岸のタイの町ムクダーハーン、このルートはまだマイナーな為、日本人とは会いませんでした。

ラオスビザはプノンペンにて即日交付してもらえます。朝申請して午後3時30分に再度大使館に行き貰えました。費用は35米ドルです。翌日朝7時にプノンペン中央市場(プサートメイ)付近で乗合いタクシーカローラにてクラチェの町まで4時間30分、費用は5米ドルでした。

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クラチエのボート乗り場にて、スピードボート。

クラチェの町からストゥントレンの町まではスピードボートにてメコン川を上りました。4時間、8米ドルです。大部分の乗客は地元の人たちでした。観光客は白人系5,6人と私でした。

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ストゥントレンの町で一番大きなレストランのかわいい従業員達。

ストゥントレンは北にラオスと国境を接するカンボジア北東部にある州の州都ですが大河メコンの東岸に開けた町です。

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ストゥントレンを朝7時30分に出てラオス国境を目指します。泊まったセコンホテルにて手配し、6~8人乗りのボートで一人6米ドル、1時間でカンボジアのイミグレーションに到着します。

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メコン川のたくさんの島と樹木の中をボートは飛ばします。

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カンボジアのイミグレーションです。最北端の島のボート乗り場から直ぐのところにありました。ここで出国のスタンプを貰います。賄賂5米ドル必要との情報がありましたが、私達は不要でした。対岸にはラオスのイミグレーションがあり、もっと小さな小屋で、入国手続きです。

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ラオスに入国してからコーンの滝群と島々の観光をする拠点の町がナカサンですが、その町に行く途中にあるコーン・パペンの滝です。源流の中国から河口のベトナムまで悠々と流れて来たメコン川が唯一荒々しい表情を見せるのがこの場所です。コーンの滝というのはこのエリアにある複数の滝の総称ですが、この「コーン・パペンの滝」は最大級の大きさを誇り、その高さは20m弱。落差はないため滝と呼ぶには規模が小さすぎる気もしますが、幅は300m以上もあり、メコンの水流がなだれ込むように滝壷へ吸い込まれるシーンはまさに圧巻です。川の流れと音がすごいです。

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ラオスボーダー(入国地点)から、コーン・パペンの滝を見学してナカサンの町まで、バイタクにて5米ドルでした。

ナカサンの町から西側にはメコン川と大小の島があります。島の数は4,000にもなるといわれるため、このエリアはシーパン(4,000)ドーン(島)とも呼ばれています。フランス統治下の駅の跡(デット島の埠頭跡)が見えてきます。近くにはバンガローの小屋がならび欧米人がゆったりした時を過ごしています。

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コーン島とデット島を結ぶ鉄道橋跡、現在はレールは無く人々の往来に使われています。

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コーン島にある蒸気機関車。かってインドシナ3国を支配したフランスがメコン川を物流運搬の手段とするもコーンの滝群を船で越えることは出来なかった。そこで考え出した苦肉の策が積んで来た荷物や人を一度陸に降ろし、滝の上に荷揚げしてから再び船に積み込む方法でした。その荷物を運ぶ為の小さな鉄道も、荷役波止場も建設されたが、第2時大戦の終わり頃、フランスが撤退すると、それらも打ち捨てられました。

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コーン島では自転車を借りて(10,000キップ)約1米ドル、奥にあるソンパミットの滝へ行きました。

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ソンパミットの滝。

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パークセーの町中。ラオス第二の都市だそうです。2001年に世界遺産に登録されたワット・プー観光の拠点の町。

ナカサンからラオス南部の主要都市、パークセーまでバスで2時間30分。で15,000キップ。

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パークセーから1時間でチャンパーサックの町です。そこでこのフェリーに乗り(2艘の船をつないでその上に甲板を並べて発動機で動かすものです)対岸まで10分、さらに15分くらい三輪タクシーに乗り、ようやくワット(寺).プー(山)に到着です。

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フェリーに乗り込み飲み物食べ物を売っている子供達。まだまだ観光客スレていなくてシャイな彼女達でした。

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5世紀にこの地を征服したクメール人が築いた古代ヒンドゥー寺院です。山頂が細くとがったバサック山を古代ヒンドゥー教の本尊であるリンガ(男根)とみなしています。右手の建物が北宮殿、左手の建物が南宮殿ですが、損傷がはげしい。修復保存が今後の課題でしょう。ミニ・アンコールワットっていう感じでした。

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北宮殿の正面。

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急な階段を上りきったところに本殿がある。シバ神、ビシュヌ神、ブラフマー神といったヒンドゥーの神々の彫刻が比較的きれいな状態で残っています。

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本殿内部に仏像が安置されているが後世に仏教徒が持ち込んだもので、異質な雰囲気です。

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本殿奥右手に生け贄を納めたというワニの石。ここで処女の子を人身御供、つまり生け贄の儀式を行なった跡だそうです。少女の裸身がちょうどスッポリとおさまりそうなワニの形をした穴が石に刻まれています。よく見ると生け贄の生き血を流す溝さえ切られています。残酷な人身御供台です。

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本殿から下、登り口を見た風景です。手前急な階段があり、次に右手にナンディン宮殿跡、そしてその先に南宮殿、参道を挟んで左手に北宮殿。参道には男性器のシンボルであるリンガが並んでいます。参道の両側は聖池バライ(参拝者が身を清めるための水を溜めていた池)ですが、水はすでに枯れています。入口の先は大きな貯水地です。

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ワツト・プーの見学を終わり、次の訪問先はサワンナケートです。パークセーからバスで5時間、25,000キツプでした。

パークセーの町から15分くらいの所に北方面に行くバスターミナルがあります。バスの屋根と車内の通路には貨物を満載して行きました。

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町中に恐竜博物館がありました。近くで発掘されたそうです。

サワンナケートはラオス第3の都市と言われていますがそんな様子は感じられない小さな田舎町です。サワンはラオス語で「天国」を意味する言葉だそうですが、到着した夜も、翌日昼間も、50,000キップ(5米ドル相当)で三輪タクシーをチャーターして町中探索しましたが、何が天国なのかどこにあるのか発見できませんでした。(笑)

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赤い屋根白い壁の建物はラオス出国のイミグレーションです。左手のボートでタイ側に渡ります。ラオス出国は簡単でした。出国税等もありませんでした。タイ入国はビザ不要ですから当然、楽です。

タイ側のムクダーハーンの町で一泊してバンコクまでバスで行きました。約11時間、360バーツ(昼食券付き)。

今回のルートの感想ですが、コーンの滝群は滝と呼ぶには高さがないので迫力不足は否めませんし、それを補う為に「メコン川で唯一の滝」とか「最大の難関」と言う説明が必要ですし、世界遺産に登録されたと言えども崩壊寸前のワット・プーは未整備のままで崩れた建物はつっかい棒で支えているだけの状態で、急な階段も荒れるにまかせて危険覚悟で登らねばならない現状では観光客が増えることはあるまいと思いました。周辺にはお土産物店もなく、子供の売り子もいないのですから、、。