5月10日、ネイチャー佐賀-自然観察指導員佐賀県連絡会主催の「2015年八幡岳の春をたずねて」に参加しました。朝8時30分に相知文化交流センターで集合、午後1時30分全員集合写真撮影で解散になりました。子供を入れて参加人員35名。私は初めての参加です。
最初の画像がキンランで、二番目がギンランです。
「キンラン、ギンランは日本の野生蘭のひとつで、雑木林の林下や、里山の林下の何処にでも見られた花でしたが、今や絶滅を危惧される花になってしまいました」との事です。八幡岳中腹のキャンプ場にクルマを留めて周辺を皆で散策し、指導員から説明を受けながら、自然観察会がおこなわれました。
キンラン(金蘭)は金色に輝く花の意味でキンランと名付けられ、ギンランは花が白色で、キンランに対してギンラン(銀蘭)となづけられました。
キンランは黄色で良く目立ち、花の唇弁に赤い筋が入り、豪勢に咲くが、ギンランは地味で、花もほとんど開かない。
エビネ(海老根、学名:Calanthe discolor)は、ラン科エビネ属の多年草。地上性のランです。日本原産。
フタリシズカです。
『能の謡曲 「二人静」 の中で静御前の霊とその霊に憑かれた菜摘女(なつめ)が舞を舞う姿にこの花を見立てて、フタリシズカの名が付いたとされ、1700年代に書かれた 「和漢三才図絵」 にも記載されている。
同じセンリョウ科の花にヒトリシズカと呼ばれる花があり、やはり静御前の舞う姿から名付けられ、花茎が一本である事から、二本のこの花がフタリシズカと名付けられたと簡単に説明するむきもあるが、やはり静御前の亡霊とその霊に憑かれた女が 「しずやしず しずのおだまき 繰り返し 昔を今に なすよしもがな」 と舞う姿を想像するほうが面白い。
5月から6月の初夏の兆しが現れる頃、林下にその清楚な姿をあらわす。 古来から日本に生育している花で、万葉時代には 「つぎね」 と呼ばれ、万葉集に長歌が一首ある。』
参考文献 フタリシズカ より。
銀竜草 (ぎんりょうそう)
『6、7月頃、山の中の落葉が多そうなところから、にょきにょき湧き上がってくる。全面「白」。葉緑素をもたない。腐植土に生えることから「腐正植物」と呼ばれる。別名「幽霊茸(ゆうれいたけ)」。たしかにちょっと不気味。泥やゴミで汚れ、虫に食われたりすると、茶色に変色し、、薄汚くなってしまい、別名の ユウレイタケ (幽霊茸) になってしまうのである。気品ある女性と同じく、美しいものほど、、際どく崩れ易いのである。植物とは思えない風貌。』
参考文献 銀竜草(ギンリョウソウ) より。
ノアザミ。
私が観察指導員さんから説明無く知っていた唯一の花です(笑)。草花に関して本当に知りませんでした。
以下の花々は、指導員さんから話を良く聞いていなかったりで、名前がわからない花々の画像です。皆様教えて下さい。
きのこの名前は何なのかな??
昼食はキャンプ場でとりましたが、山菜の天ぷらをいただきました。あと、チーズフォンズもいただきました。美味しかったです。
皆さんお世話になりました。ありがとうございました。
子供達がたくさんいましたので指導員の方はサワガニを見つけて説明されていました。
八幡岳中腹のキャンプ場。
大平展望所からの棚田。田植えがもうすぐですね。
八幡岳山頂の電波塔群。
八幡岳の展望所。20数年前、アマチュア無線の移動運用を行った時以来の訪問でした。