山本周五郎著作『雨あがる』と黒澤監督が生前書かれた脚本を基にして黒澤組ならびに助監督だった人の手によって作られた『雨あがる』。
小説のエンディングでは、浪人伊兵衛は妻に「ねえ元気を出して下さい、元気になりましょう」「わたくし元気ですわ」で終わるのですが、黒澤監督の脚本ではひとひねり加えられました。若殿が部下を引き連れて伊兵衛の後を追いかける場面が出てきます。
小説の最後も感動しますが、映画化でのラストでは散々苦労した浪人夫婦への明るい展望を開かせるのも良いのではないかと思わされます。
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