yoshinobunakamura’s diary

余生(第二のチャレンジ人生)をいかに生きるか考える為にブログを立ち上げてみました。

ミヤンマーの旅

2000年4月29日から5月9日まで、ミヤンマー(ビルマ)へ行って来ました。今回からタイ国際航空のロイヤルオーキット(マイレージサービス)を利用することにしました。マイルがたまるのが楽しみです。福岡空港バンコク乗り継ぎヤンゴン着往復航空券を、前回の旅でもお世話になった(株)アウトトリップ福岡にて113,000円。年間でゴールデンウェーク期間中が一番高いのではないでしょうか? 首都ヤンゴンから、古都マンダレー、風光明媚なインレー湖、遺跡の町バガンと廻ってきました。評判が悪い軍事政権の強制両替は、前の人をよく観察していましたが、拒むことは無理な雰囲気でした。300米ドルを外貨兌換券(FFC)と交換せねばなりません。再両替できませんから使ってしまわなければなりません。物価が安い国ですから、ホテル代3~5ドル(ツインベット、エアコン、ホットシャワー、朝食付き)交通費、食事代も安いですから、1日10~15ドルあれば十分です。私は国内移動に3回、航空機を使い、FECを使い切りました。飛行機代は外国人料金が設定されていますので、高いです。たとえば、ヤンゴンマンダレー間は140ドルです。現地通貨のチャットとの両替もいろいろで、1ドルが340チャットからホテルで交換した時は1ドルが300チャットの場合もありました。700チャットも出せばビール付きで、お腹一杯食べれます。バス代も安くバガン、ヤンゴン間15時間、1,800チャットです。

f:id:yoshinobunakamura:20141210083748j:plain

ヤンゴンの寺院の仏像。仏像はむちゃくちゃたくさんあるのですが、これがいちばんすてきでした。地元の人は弁当持参で、お参りに、家族全員で来られています。

信仰が生活の中に溶け込んでいるようです。お金を受け取る時とかは必ず右手で、左手を右手の肘付近に手を添えて受け取ります。先進国からみれば貧しくみえますが、毎朝僧侶の托鉢に応じ、日常生活の中心にあるのは仏教儀礼であるようです。すばらしいですょね! 人のしあわせは、なんだろうか? と考えてしまいます。

f:id:yoshinobunakamura:20141210083932j:plain

ヤンゴンからイワラジ川にそって北へ約720キロ、この国のほぼ中心にあるミヤンマー第二の都市。マンダレー。最後の王朝があったところで、広い王宮と山全体が一つの寺院になっている、ここはマンダレーヒルです。頂上の寺院は夕日にきらきら輝き360度のパロラマの景色が最高です。

f:id:yoshinobunakamura:20141210084003j:plain

マンダレーから11キロのところにあるアマラプラ、雨期は島になります。二度も栄えた都市に行くには1200m程の木造の橋を渡って行く事になります。ウーベインブリッジの橋桁の高さはこんなに高いです。暑くって、帰るときは渡し船にお願いしました。

f:id:yoshinobunakamura:20141210084032j:plain

マンダレーの夜はガーデンビラシアターへ行って、伝統芸能であるマリオネットショーを見ましょう。毎晩20時30分から1時間上演されます。すばらしい内容で、あっという間の1時間でした。

次はインレー湖に行きました。シャン高原にあるインレー湖は南北に22km、東西に12kmの細長い湖で、周囲の景観も合わせ、風光明媚の言葉がぴったりの土地でした。標高は1328mでいくぶんか涼しく過ごしやすい所でした。インレー湖の観光の拠点はニァゥンシユエという小さな町です。自転車を借りて廻りました。その町で最も古い寺院がヤダナマンアウンパゴダで境内にある、ガラスケースの中に納められたリアルな像は拝観者自身の将来の姿を見せているのだといわれています。

f:id:yoshinobunakamura:20141210084110j:plain

これが、「疾病の像」。

f:id:yoshinobunakamura:20141210084132j:plain

こちらが、「老いの像」です。

メガネをかけていたりして、こわいところがありますね!

寺院の入り口に2体が左右にあります。どきっとします。

f:id:yoshinobunakamura:20141210084226j:plain

明るく、いきましょうね! これ、有名な、ジャンピングキャットです。インレー湖を観光するためにボートをチャーターすると必ず訪れるガーペーション寺院にて。住んでいる猫が芸をするお寺です。僧侶が掲げた小さな輪を猫がぴょんと飛び越える。かわいいもんです。

f:id:yoshinobunakamura:20141210084247j:plain

湖の民インダー族の漁師です。立ったまま片足で器用に櫂をあやつる「足漕ぎ」の技は、ここでしか見られない独特のものだそうです。インダー族は、水上家屋で生活し、湖中の水藻と湖底の泥を重ね合わせて浮き畑をつくります。浮き畑の厚さは1メートルほどに達し、人が乗っても沈みません。その畑にトマトとか花を栽培しているようすを見る事が出来ました。

f:id:yoshinobunakamura:20141210084318j:plain

町から自転車でのんびり行って40分の所にある温泉です。個室もあります。これは露天風呂です(男子のみ)。温度はややぬるめで、しかしヌルヌルしているのでたしかに温泉ではあります。入場した時地元の若者が上がる時で、私だけで、のんびり入りました。奥にはシャワーもあります。入場料は1ドルでした。

途中の田園風景とそこで働く人々、遊ぶ子供達の姿が印象的で、もう一度いける機会があればいいのですが。

最後に、壮大な仏教遺跡群があるバガンの町へ行きました。11世紀から13世紀にかけて都として栄えたバガンには当時400万のパゴダと寺院があったそうです。現在残っているのは2300ほどですが、世界最大の仏教遺跡群です。

f:id:yoshinobunakamura:20141210084411j:plain

とにかく、圧倒されます。パゴダ群の夕暮れです。朝焼けと夕暮れは刻々と色が変わりほんとにすばらしいの一言です。

f:id:yoshinobunakamura:20141210084431j:plain

それぞれの遺跡にいる物売りの少女です。この子はインド系の血が入っているようですね。

f:id:yoshinobunakamura:20141210084453j:plain

日本軍人戦没者の鎮魂碑と慰霊碑がありました。

f:id:yoshinobunakamura:20141210084515j:plain

自然化粧品の「タナカ」をマーケットの路上で塗ってもらいました。タナカの木をすりつぶして女性や子供が顔や腕に、黄色や白っぽい色の粉を塗っていますが、水でしめらした専用の石板で墨をするような要領でごりごりとすり下ろすとしばらくするとペースト状のタナカがたまるので適量を指に取りそのまま塗るだけです。日焼けや肌荒れに良いそうです。