yoshinobunakamura’s diary

余生(第二のチャレンジ人生)をいかに生きるか考える為にブログを立ち上げてみました。

ボパナ視聴覚リソースセンターに行きました。

 ボパナ視聴覚リソースセンター(Bophana Audiovisual Resource Center)はクメール・ルージュ統治下の映像や、映画についての博物館で、歴史やライフスタイル等についての多くの資料があります。それらをデジタル化して市民に無償で公開しています。視聴覚資料を歴史遺産として認識してもらい、その資料を通して自国の歴史を学べる場を、訪れる全ての人に提供しています。

このセンターの名はクメール・ルージュの支配下でも夫への愛を放棄しなかった女性の名をとって「ボパナ」と名付けられました。ボパナはトゥール・スレン虐殺博物館で処刑された女性です。

下記の建物は事務所のみです。向かって左側(東側)へ30mくらい行った所にセンター(二番目の画像の建物)があります。
 

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下記の建物の入り口、左下の掲示板には定期的に行われている上映映画とイベントの案内がありました。

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左端は古い写真の引伸し機でその右は映写機です。奥はデジタル化された視聴覚資料をパソコンモニターで自由に閲覧が出来る空間です。総検索すると2602件あり、これは動画ファイルだけではなく、写真や音声、文書資料も含まれた総件数です。パソコンが10台ほど設置されていて、誰でも気軽に利用することが出来ます。

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スチールの画像等が展示されています。画像の力は強烈なものがありますね。

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佐賀県出身のカメラマン、一ノ瀬泰造の写真画像もありました。彼は1972年にカンボジアに入国し、翌1973年11月にアンコール・ワットへ単独で潜行を試みて消息不明となりました。クメール・ルージュに拘束され、その後処刑されたと言われています。

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カンボジア関係の映画ポスター。右奥にポルポトが尋問と虐殺が行われたトゥール・スレン旧高校を題材にした『S21』がありますね。

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上段左端の赤い縁取りがある本の中央写真の女性がボパナさんです。

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カンボジア関係の映画のDVDも販売されています。

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 ボパナ視聴覚リソースセンター (Bophana Audiovisual Resource Center)
住所:#64 street 200 (Okhnia Mén)
営業時間:(月~金)8時~12時、14時~18時 (土)14時~18時
定休日:日曜日
料金:無料
公式サイト:http://bophana.org/#_=_

 

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